テレビとかネットなんかで、酷い調理された食べ物を晒して残念がるのをよく見かけるけれど、そもそもそういうものを作ってしまう人は食べることに興味がなさすぎるんだろうなぁと思います。「今までこの人は何を食べてきたのか」って不思議に思うのだけど、はなっから興味がないから何が原因で失敗するのか理解できないからトンデモナイものをこさえてしまうんじゃないかと。
レストランなんかでいろいろおいしいものを食べても、これがなんでおいしいのか、まったく気にしないで漫然と食べているから、いざ何か作らねば、という時にどうして良いかわからない。興味がないから形状すら思い出せない。何が入っているかもわからないとか。
この場合はもう食べ物そのものに興味を持ってもらうしか改善しないんじゃないかと思います。大変ですね。
食べ物に興味があってもうまく料理ができないパターンもありますね。昔のことだけど、当時の彼女さんがうちにあった炒め物用のタレを見つけて何か作ろうかという時に、そこに書いている具材がないと成立しないと言い出して途中でやめちゃったことがありました。「豚肉がなくても鶏肉いれときゃ良いじゃん」って言っても「ここに書いてないからダメ」って怒られた。結局自分が作って食べさせると「これでも大丈夫なんだね」ってパクパク食べるわけです。
この場合は応用が効かないのが原因で、おそらく自分でメニューは考えられないんだろうなと思いました。いま冷蔵庫にあるもので何か作りましょうっていうことには対応できないと思います。似た味付けで同じような調理法の食べ物ってたくさんあるのに、自分で思い込んでいる材料が無いと作れない。
こういう場合は食材Aと食材Bは似ているから代用できるねっていうパターンを知れば何でもできるようになると思います。
味の足し算ができる人は食べることが好きで、食べているときに無意識にいろいろ考えていると思います。味の引き出しがたくさんあるので、これとコレ混ぜたら意外と美味しいんじゃない?と発想することができます。こういう人がおいしいご飯を作れるんだと思っています。
食べるって楽しいことです。気を付けないと太るけど。
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