2018年10月5日、12時からTwitter上でアフィリエイターとアドセンサーの対談が行われました。
それぞれ違った手法で実績を上げている2人の、龍虎ならぬ熊ゴリ双方へのリスペクトに満ちた濃密な対談をまとめましたよ。
登場人物
今回の対談の主役はこのお二人です。
KUMAP氏
作成したブログメディアを〇億円で企業に売却しアドセンスで収益を上げるプロ。メディア事業社長。1か月でTwitterフォロワー1万人到達の猛者。
しんいちろう氏
これまで2000を超えるアフィリエイトサイトを立ち上げて収益を上げている、アフィリエイター。10歳でFXを始めたという驚異の経歴の持ち主。ドラマー・整体師・マインドマップ講師
対談・第一部(しんいちろう氏からKUMAP氏への質問)
質問その1:アドセンスの1ページビュー(PV)あたりの売上の目安は?
「PVあたりの売上・・・¥0.3」
- 月間1万PVなら¥3,000
- 月間10万PVなら¥30,000
- 月間100万PVなら¥300,000
アフィリエイトだと10万PVで30万円稼ぐことも可能だが、効率が悪いと思う。案件が終了するリスクもある。
アドセンスだとキーワードが見つけやすく、検索順位も上げやすい。安定性が高い。
質問その2:初心者がアドセンスで狙うべきジャンルは?
もっとも成果が出やすいのは「トレンド」
アドセンスで稼ぐ=PVを稼ぐだが、狙った検索キーワードで上位にあがるには半年~1年はかかるので、まずは自分が書いた記事が検索エンジンで上位にあがる実感が得られて、実際に人に読まれるとう経験をするほうがよい。この経験をしないまま1年経つと心が折れてしまうので、早い段階で経験しておくことがおすすめ。
【ヒルナンデス 頭皮 マッサージ】【ビズリーチ CM 女優 だれ】【巨人 次 監督 誰】
テレビでグッズが販売されたときに素早く調べる、日ごろからTVを観る、スポーツ・芸能に幅広く注目しておくことがポイント。
※ トレンド以外のキーワードジャンルについては↓のnoteがオススメ!
質問その3:アドセンスを張る最適な場所は?
スマホだと「記事上、記事中、記事下」
PCではそれぞれレクタングル広告を2枚、サイドバーにもさらに2か所張ったりする。
質問その4:月収10万を目指すにはどれくらいの期間と作業量が必要?
- 1年で300記事、200記事以上はリライト含む
- 12か月後に月間30万PV=月商10万円
が、めざせる範囲。1記事あたり3000文字以上を目指す。800文字で300記事を作っても今のGoogleでは30万PVはいかないはずなので、下限の文字数はきめている。
質問その5:アフィリエイトとアドセンスは併用できるか?
併用可能!!
アドセンスで稼げるキーワードとアフィリエイトで稼げるキーワードは全然違うので、あくまでもサブ的な収益源と考える。アドセンスブログにはオマケとしてアフィリエイトを張ってよい。
一方、アフィリエイトのほうが効率がいいのにアドセンスをクリックされてしまったら収益が減ってしまうこともあるので、アフィリエイトサイトにはアドセンスを張らないほうが収益的には正解。これは、商材を決めてからキーワードを決めるアフィリエイトとの違い。
質問その6:アドセンスの時はどのような記事を書いたら良いか?
「キーワードを決める」が原理原則:キーワードに対してアンサー度の高い記事を書く
アドセンス・・・「読み物として単純に面白いか」を追求する
→文章レベルが高く、もっと読みたいなと思わせる様々な工夫をしている。
アフィリエイト・・・「特定の商品に誘導するように」セールスレター的に記事を書く
質問その7:アドセンスのクリック単価をあげるには?
アドセンスを張る位置や内容を工夫するのに時間をかけるならPVを増やす努力をしたほうが良い
クリック単価をあげるには狙うジャンルを金融・投資・不動産など広告主の広告費が高いジャンルを攻めることになるが、そういうジャンルはアフィリエイトのほうが効率がよかったり、アドセンス的な攻め方では上位にあげるのが難しくなったりする。
質問その8:アドセンスで習うべきキーワードの種類は?
「なんでもござれ」
アフィリエイトはCVワード一択なのに対して、アドセンスではCVワード(申し込みワード、商標ワード、口コミワードなど)以外の調べものすべてが対象になりえる。
ポイントは「3語で月間検索数1000以下」を狙うこと。ビックワード(例えば「織田信長」とか)で検索1位が取れたらPVも大きいが、いきなり1位になるわけではなく、そこにたどり着くまでの過程が必要。
3軍から2軍へ昇格し、2軍から1軍へ昇格。晴れて1軍に昇格しても定着せず、2軍に落ちることがあるかもしれないが、レギュラーになれば順位も堅くなる。まずは3軍キーワードで1位を目指そう(KUMAP氏の「SEOプロ野球理論」)
質問その9:クリック率の高いサイトはどうやったら作れるの?
「読者の目に広告が触れる頻度を最適化する」
広告を増やす→広告が目に触れる頻度を上げる→ページングも辞さない
画像が多いサイト、文字数の多いサイトはページングをうまく使ってページ分割をすると、サイト読み込みが早くなるなどユーザー側の利点もある。
(10000文字の記事の例)
悪い例(PV単価0.1円くらい)
記事タイトル
リード文
☆記事上広告
本文前半(5000文字)
☆記事中広告
本文後半(5000文字)
締めの文章
☆記事下広告
良い例(PV単価0.3~0.4円)
記事タイトル
リード文
☆記事上広告
本文1(2500文字)
☆記事中広告
本文2(2500文字)
☆記事下広告
(ページング)
*2ページ目
☆記事上広告
本文3(2500文字)
☆記事中広告
本文4(2500文字)
締めの文章
☆記事下広告
質問その10:どうやったら「億」でサイトを売却できますか?
かっこよいサイトを作る
- 記事のクオリティが高い
- 企画度が高く、メディアとして作りこまれている
- 買い手の本業とマッチしている
- 超定番ジャンルである
- 一生ニーズがあるジャンルで検索上位に上がっている(トレンドワードではない)
- 適法である
- かっこよい
サイト売買の案件をみるとダサいサイトが多いので、かっこよいだけでプレミアムを付ける買い手がいる。
カッコいいバリューを構築するには「世界観(トンマナ、企画の統一感、観た瞬間の華やかさ)」「ネーミング」「信頼につながる様々な作りこみ」が必要。そこで買い手の本業とマッチしていたりするとさらに価値が高まっていく!
対談・第2部(KUMAP氏からしんいちろう氏への質問)
この時点で開始から55分ほど経過。
質問その1:物販アフィとは具体的にどういうこと?
アフィリエイトサイトを作って商品を紹介すること
ブログではなくアフィリエイトサイトを運営して物販をしている。
質問その2:物販以外のアフィにはどんなものがあるの?
- 物販系
- トレンド系
- 楽天アマゾン系
- 情報商材系
- リスティング系
- 転職系
- サービス系
がある。初心者には「トレンド系」「楽天アマゾン系」がオススメ!
- アドセンスでトレンド系
- 物販で楽天アマゾン
どちらかを攻めるとやりやすいと思う。
質問その3:オススメのASPは?
とにかくいろんな商品がある、問題への対応が早いので今はA8がオススメ。
ASPサイトで売れる商品を探して、その商材が売れるキーワードを見つけだしてアフィリエイトサイトを作る。
質問その4:どうやってキーワードを決めていますか?
商標口コミを狙うことが多い
商標口コミでライバルサイトを見て、キーワードを決める。
物販で儲ける秘策は「このキーワードで順位を上げる!」ということ。
質問その5:儲かるまで何か月くらい覚悟するべき?
最低半年は考えておきたい
新規サイトの初報酬を1か月で起こせる腕のいいアフィリエイターはいるが、初めてアフィリエイトをするなら半年は見ておいたほうがよい。逆に半年売れないのが普通と思って、心折れないよう工夫することが大事。
質問その6:特化サイト、ミニサイト、雑記サイト どの形態がよい?
同じ属性の記事がいっぱいある特化サイトかミニサイトが良い
同じ属性の記事があると・・・
- 内部リンクを張りやすい
- ユーザーも回遊する
- Googleの評価も高い
同じ属性のユーザーを集めることができる特化サイト、ミニサイトのほうが強い!
質問その7:特別単価ってどうやってもらえるの?
同じ商品を月30個売っているようであれば特単をもらえる水準にいる
- お問い合わせフォームから問い合わせがある
- 直接営業をかける
この2パターンで特単をもらうことになる。水準に達したと思ったら使っているASPに営業をかけてみよう。
質問その8:月収100万を達成するために必要な期間・作業量の目安は?
独学なら毎日6時間を2年間続ける
1年で達成しようとするなら絶対に師匠をつけたほうがよいです。
質問その9:アフィリエイトで月収1000万超の人たちは何をしているの?
1000万超の人は個人というよりグループ体制でアフィリエイトをしている
組織化して作業量を上げていたり、リアルビジネスに手を出している人が多い印象。
質問その10:なぜしんいちろう氏は「右脳」なの?
成功者には右脳を開発している人が多いとおもい、右脳に興味を持ちました
そこから【右脳をフルに使っているアフィリエイター】を打ち出している。
- マインドマップ
- 音楽
は右脳を刺激する最高のツールなので、クリエイティブな方に非常にオススメです!
これにて対談終了(13:41)
まとめ
アドセンサーとアフィリエイター、それぞれサイトの作り方の考え方が違うことが明確になった対談だと思います。
【アドセンサー】
PVを増やすことに最も注力し、
キーワードはなんでも取り込んで「面白い」記事を作りこんでいく。
【アフィリエイター】
キーワードの検索順位を上げることに注力し、
商品を売るためのキーワードを見つけ、そのキーワードに関するサイトを量産していく。
いずれにしても収益を得るまでには半年~1年の売れない期間をいかに耐えて、コツコツ種をまいていくかが大事ということが分かりました。結局「ブログ書け」これに尽きるわけですね。
こんなすごい2人も所属しているブロギルに興味がわいたら覗いてみてくださいね!
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