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大浴場のサウナ

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出張の時に泊まるホテルを決めるポイントは「大浴場の有無、サウナ有り」が重要なポイントです。せっかく泊まるのですから少しでもリラックスして疲れを癒したいと思うのが人情ってもんです。

今回のホテルも「大浴場、サウナ有り」の条件で決めました。食事も済ませてホテルに帰って、さっそくお風呂に向かいます。まずチェックするのはスリッパの数。あまり数が多いとそれだけ混んでるということになりますから、スリッパの数を見て少し時間を遅らせたりしてできるだけ快適に過ごせるタイミングを狙います。今日は運悪くちょっと混んでいたので一旦部屋に戻ってブログの記事を書いたりネタを探したりすることにしました。変に集中してしまうと2時間くらいあっという間に経過してしまいます。

ぼちぼち行ってみようとお風呂に行くと、下駄箱には2人分のスリッパがありました。20個ほどあるロッカーの「3」と「6」番が使われていたので、大したこだわりもないので近くにあった「14」番を使うことにしました。浴室もそこそこの広さがあり、これくらいなら互いに気にすることなくゆっくりすることができます。白髪のおじさんが勢いよくサウナから出てきて、水風呂の冷水を桶ですくって豪快に頭からかぶり、汗を流してから躊躇なく水風呂に体を沈めていきます。頭が隠れるのはちょとだけ潜っているのだと思います。潜ってしまうのはマナー的にはあまりよくないですが、頭が熱くなっているので気持ちいいんですよね。このおじさんはそこそこの手練れと思われます。僕はサウナの前に頭と体を洗って、湯船で軽く温まります。サウナにはすでにさっきのおじさんとは別の1人が入っています。4人入ればいっぱいになる小さいサウナです。先客の頭髪の薄い胸毛ジャングルおじさんがいましたがそろそろ出そうだったのでサウナに入りました。サウナが小さいのもそうですが水風呂も狭く、一人が入ったら満杯、体育座りで入るような狭さです。なので一人しか入れません。おじさんが水風呂に入るのと自分が水風呂にはいるタイミングをうまく調整しなくてはなりません。

いつもサウナは6分、水風呂3分くらいの配分で3セット入っています。サウナの暑さにもよりますが、じぶんなりにちょうど良い時間配分です。先に入っていたジャングルおじさんがちょうど出てきて、水風呂に向かうのと入れ違いでサウナに入りリラックスタイムです。備え付けのテレビを観ながら6分ほど経つとかなり汗も出てきて水風呂へ。「気持ちいい~!」このためにサウナに入るようなものです。水風呂が狭いのでジャングルおじさんとタイミングがかち合わないように微妙に時間を調整しながら時間を過ごします。2セット目あたりでジャングルおじさんもサウナに来なくなったので、もう上がったのでしょう。順調に3セット目もおわり、水風呂に入りました。

さっと汗を桶で流してザブッと水風呂に入ります。

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足が届きません。

あるはずの水風呂の浴槽の底が無くなっています。勢いよく入ってしまったので、体は冷たくて暗い水の中にどんどん落ちていきます。掴まる手掛かりもなく、凍えて動かなくなっていくからだ。薄らいでいく意識とともに深い闇へと吸い込まれていきました。