こんにちは「あぽ(@apocryphally1)」です。聴いたアルバムを僕が「好き」か「嫌い」で評価していく、わがままなコーナーです。好きな曲がどれだけあるか?を指標にしています。
採点の方法についてはこちらにまとめていますので参考にしてくださいね。
(2022.05.11. 時点で5枚目)
今回は1961年にリリースされたIke & Tina Turnerのデビューアルバム「The Soul Of Ike & Tina Turner」です。今聞いてもいいなーと思う曲があるのでおススメですよ!
The Soul Of Ike & Tina Turner / Ike & Tina Turner(1961年リリース)
Ike & Tina Turnerがデビューするまでの歴史をサラッとたどってみましょう。
Ike Turner
Ike Turnerは19歳の時(1951年)に「Rocket 88」を作曲・リリースして以来、R&Bのアーティストとして評価されていました。この「Rocket 88」は「リリースされた最初のロックンロールレコード」とも言われています。Ikeは、B. B. Kingなど有名なR&Bやブルースミュージシャンたちのコラボレーターとして成功を収め、ピアノのセッションミュージシャンとしてさまざまなレーベルと契約を結びました。また、タレントスカウトとしてのスキルも高くHowlin’ WolfやBobby “Blue” Blandを発掘しました。
当時組んでいたバンド「The Kings Of Rhythm」を解散してから3年後の1954年にバンドを再編成し、Ikeがギターを弾くときには当時の妻Bonnie Mae Wilsonにピアノを担当させていました。1956年までに、IkeとThe Kings Of RhythmはWest Memphisからイーストセントルイスに移り、バンドは瞬く間にセントルイスとイーストセントルイスのクラブシーンで最も活気のあるバンドの1つとして評判を得ました。
Tina Turner
テネシー州ブラウンズビルのAnn Bullockは、姉のAllineと一緒に、イーストセントルイスのManhattan Clubでバンドの演奏を観ていました。 1957年のある夜、Kings Of RhythmのドラマーEugene WashingtonがAnnにマイクを渡し、彼女はB.B.キングのバラード「You Know I Love You」を歌いました。彼女の深いコントラルトボーカルに驚いたIkeは、彼女にもっとたくさん曲を歌うよう求めました。その夜の終わりまでに、Ikeはリードシンガーの一人としてAnnをバンドに加えることに決めました。それから数年間、Ikeは彼女のメンターとなり、声をコントロールする方法とパフォーマンスの方法を教えました。二人は兄と妹のような関係を築きました。1958年Annは「Little Ann」としてIkeの曲「Boxtop」で初めてのレコーディングを行いました。
1960年3月、Ikeはセントルイスのテクニソニックスタジオ(Technisonic Studios)で歌手のArthur Lassiterのために書いた「A Fool In Love」を録音しました。Arthurはセッションに参加できくなってしまったため、AnnとArthurのバッキングガールグループであるArtettesの組み合わせでデモトラックを録音しました。Ikeは後でAnnのボーカルを消してArthurのものに置き換えるつもりでしたが、彼は二度と戻ってきませんでした。
IkeはセントルイスのClub Imperialでのギグ中にこの曲を演奏しました。ディスクジョッキーのDave Dixonはこのレコードを聞くと、IkeにニューヨークのR&Bレーベル「Sue Records」の社長のJuggy Murrayに送るようアドバイスしました。このレコードを聞いた後、Juggyはこの音源を欲しがり、Ikeに連絡を取りました。JuggyはAnnをスターにすることをIkeに提案した。アイクはこれに応えて、Annの芸名をLittle AnnからTina Turnerに変更しました。こうしてKings of RhythmとともにIke & Tina Turner Revueが結成されました。
The Soul Of Ike & Tina Turner
アルバムは1961年2月にリリースされました。アルバムのリリースまでに2つのヒットシングルがありましたが、アルバムのチャートはそれほど上にいきませんでした。
1枚めのシングル「A Fool In Love」は、1960年7月のリリース後すぐにヒットし、1960年8月にビルボードのR&Bチャートで2位を獲得、1960年10月にビルボードホット100で27位を獲得しました。「I Idolize You」も1961年1月にビルボードR&Bチャートで5位に到達したヒット曲でした。次のシングル「I’m Jealous」はメインのHot100チャートに入ることはできませんでした。1961年2月にBubbling Under Hot100で117位になりました。
- I’m Jealous
- I Idolize You
- If
- A Letter From Tina
- You Can’t Love Two
- I Had A Notion
- A Fool In Love
- Sleepless
- Chance Are
- You Can’t Blame Me
- You’re My Baby
- The Way You Love Me
The Soul Of Ike & Tina Turnerのスコアは?
「The Soul Of Ike & Tina Turner」のスコアを計算してみましょう。12曲のうち、赤(1.5点)が1曲で「1.5点」、黒(1点)が5曲で「5点」だったので、「6.5/12*100」。
ということで「The Soul Of Ike & Tina Turner」のスコアは・・・54.1となりました!
まとめ
1曲目から全開のTina Turnerの声に圧倒されるアルバムです。R&Bが好きなら聞いておかないといけないアルバムですよね。とにかく「A Fool In Love」が良いです!これだけでもぜひおさえておきましょう。
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