僕のお仕事では英語が必須なので継続的な勉強が大切になっています。勉強とはいうものの文法の教科書でゴリゴリ構文をおさらいするのではなく、リスニングと単語の補強がメインです。
仕事で使う英語にもとめられるもの
仕事で使う英語の中で特に大切なものは次の2つに集約されると思います。
- リスニング力
- 単語力
ぶっちゃけライティングは重視していません。メールを送るときなどは長文でダラダラ書くのは嫌がられますので、要点だけ箇条書きでポンと送ったほうが良く伝わります。なにがしかのレポートを書かなくてはならないときも、基本は箇条書きをベースにしてあとはゴニョゴニョつなぎ合わせるだけでそれなりの形に仕上げることができます。
リスニング力
とにかく相手の話している内容が聞き取れないと話になりません。セールスミーティングやトレーニングなど現地(海外)で開催される行事に参加した時に何も理解できていないと、せっかくの情報を持ち帰ることもできずただその場に座っていただけ、なんていうみじめな状況になってしまいます。そんな人は海外出張なんか行かせてもらえません。
リスニングの練習については以前の記事を参照してください。
ざっくりまとめると書き取りと音読をひたすら繰り返すしかありません。また、英語に耳を慣らせるために、できるだけ英語が聞こえる環境を作るのも一つの方法です。最近ですとスカパーはAmazon Prime Videoなどで海外ドラマを字幕版で観るのがお手軽な方法だと思います。
NCIS
NIKITA
X-Files (2018)
などなど、自分が好きなドラマを見つけてハマっていくのも良いと思います。アプリであればTEDを聞き流しているだけでも違いますよ。
単語力
続いて大事なのは単語力。どれだけ知っている単語を増やせるか、ということです。文章を読む際でも知らない単語が多いといちいち調べないといけないので、時間が掛かってしまい、途中で嫌になってしまいます。メールを打つ時もそうですし、会話の際も知らない単語がキーワードだったりすると話の全容が掴めないこともあります(ほとんどの場合、聞き返せば教えてくれますけど)。
単語はもう調べて覚えるしか方法はありません。ただ厄介なのは辞書だけではその単語の微妙なニュアンスの違いや、慣用句的な使い方に対応できないことがあります。
例えば、
order・・・順序、順番
in order to ~・・・~する手段として
というように、1単語に対応する日本語を対になるような覚え方をしていると話の流れで出てきた「in order to ~」には対応できなくなります。この場合、orderという単語のコアの意味をおさえておくと、なんとなく対応できるようになります。
「order=(左から右へ命令して)並ばせる」
と覚えておくと
She worked summers in order to save money for college. という文は
- She worked summers(彼女は夏はいつも働いた)
- in order to(並ばせる→次に備えて準備する→~するために)
- save money for college.(大学へ行くためのお金を貯める)
「彼女は大学の資金を貯めるために夏はいつも働いていた」となります。
このような感じでコアのイメージを持っていれば連想ゲームのように頭の中で意味を転がすことができるようになります。慣れると一瞬で変換してどんどん意味をとらえることができるようになります。前後の文脈から類推することも大切ですが、単語を知っていなければ全体像を大まかに把握することもできないので、正しく内容を理解することができなくなってしまいます。
辞書は複数使うこと
普段ササっと調べたいときは時間をかけていられないのでやりませんが、勉強のために単語を調べるときは複数辞書を使っています。できれば紙の辞書が良いです。紙の辞書だと調べるときに単語を繰り返し頭の中で考えますよね。それを何冊も辞書を使えばそれだけ繰り返すことになるので、自然と単語のスペルが頭に入ってきます。また、辞書によって少しずつ説明や例文が異なっているので、その違いを楽しむことも良いです。なんでも楽しくやることが続けることには必要です。
コアをつかむヒントになる辞典
どちらも政村さんという方の書いた辞典です。単語の成り立ちからその単語の持つコアのイメージを理解するために作られた辞典なので、とても分かりやすいです。「イメージ活用英和辞典」にもところどころ絵が入っていたのをさらに強化して、載っているすべての単語に絵をつけたのが「【図解】英単語イメージ辞典」です。たまに苦しいものもありますが、眺めるだけでも面白い良い辞典ですよ。
おそらく日本最強の辞典の一つと思われます。例文の数がとても多いので、それを読み進めるだけでもかなり勉強になります。でっかい辞典なので存在感が半端ないです。これは書籍版とアプリ版の両方を持っています。
アプリでサクサク調べる
先ほどのでっかい辞書のアプリ版です。
こちらも最強の辞典の一角です。慣用句などもたくさん載っているので、これも読むだけで勉強になります。
世界最大の英語辞典のアプリ版です。書籍版だと20巻もあり、20万以上したと思いますが、アプリだとお手軽に使えます。
前述のオックスフォード英語辞典とは別に現代の使用法に重点を置いたのがオックスフォード英英辞典です。名前が似てますが編集の方針が異なっているので、両者の違いを探してみるのも面白いです。どちらもアプリ内の課金がありますが、課金しなくても十分使えます。
こちらはCollocationやTheaurusに重点を置いた辞典です。英和活用大辞典のように単語の使い方や類義語を重視した辞典です。類語辞典を使うと、同じ意味を持つ違う単語を知ることができるのでとても便利です。
辞典のアプリをたくさん使っていますが、それぞれ特徴があって目的に合わせて使い分けています。高額なアプリもありますが、買っておいて損はしないと思います!
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