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Mary Had A Little Lamb – Humpty Dumpty / Unknown Artist (1890) – History Of POP Music No. 18

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こんにちは!あぽ(@apocryphally1)です。POPSの歴史をたどっていくMuseum of POP Musicのコーナーへようこそ!録音技術が確立した19世紀末ころからの音楽をコレクションしています。100年ほど前の大衆音楽からJazzやBluesが発展していくポピュラー音楽の黎明期を発掘してきますよ。

*掲載している曲の一部には差別を助長するようなタイトルの曲があります。歴史を辿る面では避けては通れないデリケートな問題ですが、当時のものをそのまま記載しています。当然ながら本ブログには差別を助長するような意図は全くないという点、ご理解いただければ幸いです。

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Mary Had A Little Lamb – Humpty Dumpty / Unknown Artist

1890年に録音されたこのレコードには「Mary Had A Little Lamb」と「Humpty Dumpty」の2つの詩の朗読が記録されています。この音源を直接聴けるところは見つかりませんでした。

Archeophone Recordsという昔のシリンダーやレコードを発掘してレストア、デジタル化しているレーベルのCDに収録されています。

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Mary Had A Little Lambについて

「Mary Had A Little Lamb」は日本では「メリーさんのひつじ」というタイトルで有名な童謡ですね。この童謡は1830年にアメリカのSarah Josepha Hale (1788 – 1879)が詩を書きました。最初のタイトルは「Mary’s Lamb」でしたが、のちに「Mary Had A Little Lamb」に変更されたようです。

Sarahが当時教えていた学校の生徒のMary Elizabeth Sawyerという少女が羊をペットとして飼っていました。ある日兄弟に勧められて学校にその羊を連れて行ったところ大騒ぎになりました。このような実際に起きた出来事を基に、この詩が書かれたそうです。

メリーさんの羊 歌詞・日本語訳
世界の民謡・童謡

Humpty Dumptyについて

「Humpty Dumpty」はイギリスの童謡で、卵を擬人化したキャラクターで有名ですね。子供のころはこの絵が不気味で気持ち悪かった思い出があります。この詩は1797年にSamuel Arnoldの「Juvenile Amusements」に出てきたものが一番古いバージョンと言われています。音楽は1870年にJames William Elliottがの「National Nursery Rhymes And Nursery Songs」という本に記載されているものが使われていることが多いです。
Humpty Dumptyはアメリカでも人気となり、George L. Foxのパントマイム・ミュージカル「Humpty Dumpty」は1年で483回も公演した、当時もっとも長く上演された演目でした。Lewis Carroll(ルイス・キャロル)が1871年に発表した「鏡の国のアリス」にも登場するなど、今でも人気のキャラクターとなっています。

Humpty Dumptyはずんぐりむっくりで塀から落ちて割れてしまう卵を擬人化したキャラクターであるところから、

  • ずんぐりとしたひと
  • 一度壊れると元に戻れないもの
  • 言葉の意味を勝手に変えてしまうひと(鏡の国のアリスにでてくるキャラクターが由来)

という意味で使われることがあります。

ハンプティ・ダンプティ 歌詞の意味 アリス マザーグース
世界の民謡・童謡

Mary Had A Little Lamb : Humpty Dumptyの楽曲プロフィール