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Revival March / John Philip Sousa (1876)

revival marchアイキャッチ 1870's
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こんにちは!あぽ(@apocryphally1)です。POPSの歴史をたどっていくMuseum of POP Musicのコーナーへようこそ!録音技術が確立した19世紀末ころからの音楽をコレクションしています。100年ほど前の大衆音楽からJazzやBluesが発展していくポピュラー音楽の黎明期を発掘してきますよ。

*掲載している曲の一部には差別を助長するようなタイトルの曲があります。歴史を辿る面では避けては通れないデリケートな問題ですが、当時のものをそのまま記載しています。当然ながら本ブログには差別を助長するような意図は全くないという点、ご理解いただければ幸いです。

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Revival March / John Philip Sousa

初めてオーケストラ向けに作曲したマーチの曲です。
この曲はフィラデルフィアの作曲家でオーケストラのリーダーであるSimon Simon Hasslerの提案で書かれたものと考えられています。曲中には賛美歌「[In the] Sweet Bye and Bye」が組み込まれています。

Sousaの音楽の先生だったJohn Esputa Jr.はSousaの行進曲を記録し、Sousaの音楽の才能の将来性を正しく予測していました。彼は1876年9月30日付の週刊新聞Musical Monitor紙に「John Philip Sousaが作曲したこの素晴らしい「Revival March」はフィラデルフィアのthe Chestnut St. TheatreでHasslerのオーケストラが演奏して大成功を収めた。若く熟練した彼の音楽の素晴らしい将来を予測する」と評価しています。

讃美歌「(In The) Sweet Bye And Bye」

Revival Marchに組み込まれている讃美歌「(In The) Sweet Bye And Bye」はS. Fillmore Bennettが作詞、Joseph P. Websterが作曲した曲です。BennettとWebsterとのふとした会話の中で讃美歌のアイディアが浮かび、30分ほどで完成した曲とBennettが後に自伝に記しています。

In the sweet by and by
We shall meet on that beautiful shore.
In the sweet by and by
We shall meet on that beautiful shore.

このフレーズが印象的なこの曲は19世紀に一気にポピュラーになり、ゴスペルのスタンダードとなりました。ニューオーリンズのジャズの伝統では、「Sweet By-and-By」は、いわゆる「ジャズ葬式」で演奏される一般的な葬送曲です。
20世紀に入ってもElvis Presley、Louis Armstrong、Johnny Cash、Glen Campbell、Dolly Parton、Willie Nelson、Loretta Lynn、Kenny Rogersなどのアーティストたちがこの曲をカバーしています。

Revival Marchの楽曲プロフィール

  • Title : Revival March
  • Date : 1876年
  • Composer : John Philip Sousa

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