My Old Kentucky Home : Berliner 175 (1894)

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こんにちは!あぽ(@apocryphally1)です。POPSの歴史をたどっていくMuseum of POP Musicのコーナーへようこそ!録音技術が確立した19世紀末ころからの音楽をコレクションしています。100年ほど前の大衆音楽からJazzやBluesが発展していくポピュラー音楽の黎明期を発掘してきますよ。

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My Old Kentucky Home (Berliner 175)

この番号のディスクには同じ番号で録音した日付が違う複数のバージョンが存在しています。

  • A. C. Weaver・・・1894年9月5日
  • George J. Gaskin・・・1894年9月14日、1894年10月24日、1895年10月31日、1896年5月19日、1897年6月18日、1899年4月9日
  • Edward M. Favor・・・1897年6月30日、1899年3月9日
  • Albert Campbell・・・1898年10月10日
Early American Music Recording ǀ My old Kentucky home
Edward M. Favorのバージョン
George J. Gaskin – My Old Kentucky Home
George J. Gaskinのバージョン

My Old Kentucky Home, Good-Night!

“the father of American music”といわれているStephen Foster(スティーブン・フォスター)が書いた感傷的な歌で、1852年に作曲されてたと考えられています。1853年1月にニューヨークのFirth, Pond & Co.によって出版されました。フォスターのスケッチブックの中の、あるスケッチのタイトルに「Poor Uncle Tom, Good-Night!」と書いてあることからも明らかなように、フォスターはHarriet Beecher Stowe(ハリエット・ビーチャー・ストウ)の小説「アンクルトムの小屋(Uncle Tom’s Cabin)」に触発されていた可能性があるというのも有力な説になっています。この小説は初老の黒人奴隷の不幸な人生を描いたもので、南北戦争の引き金のひとつであった奴隷解放の世論を湧き立たせたきっかけにもなりました。

1853年にFirth, Pond&Co.によってリリースされると、「My Old Kentucky Home, Good-Night!」は急速に人気がでて数千部を売り上げました。この曲は、ミンストレルステージや、19世紀のメロドラマで人気がありました。多くの場合、この曲は「アンクルトムの小屋」を舞台化した「トムショー」で使用されていました。少なくとも20世紀の前半まで、アマチュアのミンストレルショーで人気がありました。この曲は、10年以上にわたって、また、南北戦争のあいだも人気を博していました。この曲が全米に広まり人気が出たのは、戦争の任期中に場所から場所へと各地を移動する兵士たちによるものでした。「My Old Kentucky Home, Good-Night!」から「My Old Kentucky Home」にタイトルが短くなったのは19世紀と20世紀の変わり目のことでした。1928年3月19日には公式の州歌としてケンタッキー州議会により採用されいます。

日本では「ケンタッキーの我が家」というタイトルで親しまれています。日本のケンタッキー・フライド・チキンのCM曲でおなじみになっていますね。

My Old Kentucky Homeの楽曲プロフィール

  • Title : My Old Kentucky Home
  • Date : 1894年9月5日(最初の録音)
  • Composer :Stephen Collins Foster (1852年)
  • Lyricist : Stephen Collins Foster(1852年)
  • Label/Number : Berliner 175
  • Performer 1 : A. C. Weaver (baritone vocal solo)
  • Performer 2 : Albert Campbell (tenor vocal solo)
  • Performer 3 : Edward M. Favor (tenor vocal solo)
  • Performer 4 : George J. Gaskin (tenor vocal solo)

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